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子ども地域環境サミット 発表内容

 

? 環境調査 in 京都 大枝中学校 渡辺 佑希

 

私は動物が、とても好きです。今住んでいる家にも、たくさんの動物を飼っています。でも毎年、毎年私たちと生きているはずのいろいろな生物が死に絶えようとしています。これはいったいどういうことなのだろうか?どうしてそういう風になってしまったのか?
私自信そんなことを考えたりしていたのですが、まだ小さい頃には今よりもずっと動物保護とかに興味があって、簡単な本を読んで、環境問題に興味をもちました。そして身近な環境保護として、牛乳パックを集めたりしていましたが、小学校の高学年になり、中学生になると、他のことで忙しくなって、興味や関心が薄れてきた時期もありました。今回の環境調査がきっかけで、また改めて自然や環境について考えるようになりました。

 

そこで、この環境調査に参加して、私なりに問題に取り組もうと思ったのです。

−「スライドと合わせての発表」−

 

第1回 環境調査 9月29日(日)

 

ここが桂川の源流です。桂川というのは私が住んでいる京都の洛西の地を流れる一級河川です。丹波高原を水源として、亀岡盆地を南下して京都に入りました。観光地としても有名な嵐山の手前は保津川といわれ、亀岡から嵐山まで「保津川下り」の遊覧船のスリルある急流下りで人気を得ています。そして宇治川・鴨川と合流して、淀川となって大阪湾にそそいでいます。
源流については、私の想像なんですが、「金のオノと銀のオノ」の女神が出てくるみたいに水が湧き出ていると思っていました。でも実際はこのスライドにあるように、ちょろちょろと湧き出てあっけなかったけど、よく見るとこんなのが大きな川になるなんてすごいな一!と再度感激しました。これはこれですごく神秘的でした。とくに、出発前に汲んできた水道の水と源流の水のにおいを比較しましたが、水道の水があんなに塩素臭いとは最後にもう一度びっくりでした。

 

写真?は源流の手前にあった動物の〔ぬたば〕です。イノシシやシカなどが、水を飲んだり身体を洗ったりするところで、動物の足跡もあり、これにはおどろきました。
きれいな水のあるところにはブナの木があると聞いていたのですが、実際桂川の源流にも天然のブナ林がありました。〔写真?〕それとこのツキヨタケの群生にはおどろきました。〔写真?〕翌日のニュースで、このきのこを食べて食中毒にかかってしまった人がたくさん出た、ということを聞いてまたびっくり。そしてきわめつけは、周りが9.2メートルもある巨大な杉。まるで京都を守る主(ぬし)のような気がしました。〔写真?〕

 

 

 

 

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